看護師のための電子カルテナビ

医療のIT化を担う人材と組織

現在は厚生労働省が提示した「グランドデザイン」による医療改革が進められています。
この医療改革では、医療の公平性を保ちながら、接続可能な保険医療制度を模索しています。
その要点として、以下の3点があげられます。

 

@ 情報の提供や公開、共有を通じて医療の透明性を高めること。

 

A 医療の安全性と質を高めること。

 

B 医療の効率を高めること。

 

この@〜Bを実現するためには、
各医療機関や国としての医療サービスの内容を示す指標とそのデータが必要です。
そうでなければ、相互の比較も評価できません。

 

ですが、医療情報システムに関する専門知識を有する専門職が不足している実情があり、
それがシステムの有効利用を妨げる要因の一つになっています。
さらに、医療情報システムに関する専門職の不足は、
大規模な医療情報システムの事故の発生要因にもなっています。

 

医療情報システムは多様化・複雑化し、今後ますます大規模化していくと思われますが、
そのシステムを安定した状態で効果的に稼動させることは、
外来や病棟、中央診療部門などの利用者が個人個人で対応することは不可能であり、
その点の認識も改めてすることが必要です。

 

日々の医療情報システムの運営には責任が伴います。
ですが、他部門との兼務など、組織的に責任をとり難い現状があります。
しかし、だからといってこのような体制で運営にあたることは避けるべきです。

 

このようなことから、日本医療情報学会では、
日本診療録管理学会や日本病院管理学会などに相互協力を得て、
「医療情報技師」を育成し、保健医療の現場に定着させるための事業の取り組みを行っています。


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