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コーチングスキルを持ったプリセプターが理想

マラソンの高橋尚子さんのコーチである小出監督や、タイガーウッズ氏のコーチであるプッチ・ハーモン氏はコーチングをしていましたが、この2人がどのような方法でコーチングのスキルを身に付けたのかは見当がつきません。
彼らは選手たちを育成する上で、色々と考えを巡らせながら、あらゆる方法を試してコーチングの技術を習得して、それを選手に対して使っているのかもしれません。

 

コーチでなくても、皆さんも新人教育の際には恐らく悩みながら指導方法を試しているのだと思います。
「しなくてはならない」という新人の意識を、自ら「やりたい」という考えに変化させ、能動的に行動できるようにさせるにはどのようにしたら良いのだろうか。
先輩である自分が指示をして「やってもらう」のではなく、新人が自ら「やりたい」と考えるように働きかけるにはどうすべきなのか。
皆さんの中には、小出監督やプッチ・ハーモン氏同様に、経験を積みながらコーチングのスキルを身に付けていく人もいるとは思いますが、コーチングの知識を学べば恐らく誰でも習得することができると思います。

 

独立行政法人国立病院機構災害医療センターにおける調査でも明らかになりましたが、後輩から好かれる先輩というのは、コーチングに関する基本的なスキルを自然と使用している人たちが該当していました。
要するに、意識せずとも、コーチングのスキルを使用している先輩こそが後輩から尊敬され、好かれているようです。

 

コーチングスキルを使った接し方を実践することができる人は、人の話を聞く事がとても上手です。
そして、相手の潜在能力を上手く引き出すような質問を投げかけることができ、相手をきちんと尊敬して、受け入れている人だと言えます。これからの医療現場には、こうした先輩やプリセプターが必要不可欠なのです。

 

専門分野に関してはもちろん技術を指導するという意味合いで、ティーチング的な方法も必要です。
しかし、どんな場面においてもトップダウンでは後輩達は萎縮してしまい、常に緊張していることから本当は持っている能力を十分に発揮することができなくなってしまったり、無理矢理やらされているという気持ちになってしまって、自ら行動できなくなってしまいます。
また、今の時代は、先輩から受けた指示を素直に聞かず、反発をしたり、逆らったりする後輩も珍しくはありません。ですから、トップダウンというコミュニケーション方法だけを採用することは非常に危険です。

 

こうした背景もあり、今後はコーチングスキルを身に付けて、新人の良い面をうまく引き出し、自ら行動させるように導くコミュニケーション方法が主流となっていくでしょう。
こうすることで後輩たちも必要のないストレスを溜め込むことから解放されて、十分に能力を発揮することができるでしょう。そうなれば、先輩と後輩といった職場の人間関係は良好になるでしょうし、チームのレベルも向上していくことが期待できると思います。


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